まず大前提として、シージにおいてこれが絶対に正しい補強というものは存在しません。 なぜ絶対に正しい形が存在しないかというと…『守りたいポジションや、使っているオペレーター、使われているオペレーターによって補強や工事の用途・理由が変化するから』です。 しかし、ある程度スタンダードな使い勝手の良い補強・工事位置は存在します。 まずは、クラブハウスのスタンダードな補強と工事位置を紹介していきます!
※こちらはぴめんの
補足としてなぜその位置を補強・工事するのかも詳しく説明していきます。
最初にクラブハウスの爆弾ボム拠点は4つ
■地下祭壇・武器庫(B1)
■ジム・ベッド(2F)
■金庫・監視(2F)
■バー・ステージ(1F)
最近のランクマッチでは、 祭壇・武器庫≒金庫監視>ジムベッド>バー・ステージの順番で守られることが比較的多いです。 バー・ステージに関しては、Y6S3から新しく追加されたボム拠点なので、ランクマッチではまだ馴染みがなく拠点として選ばれるのはかなり稀です。 まずは地下祭壇・武器庫守りの補強工事について解説していきます。
地下祭壇・武器庫【補強】
■祭壇3枚補強
【補強理由】
- この壁に射線が通るとメイン階段・記念室から祭壇中(Aボム中)に対して広範囲に射線が通るため補強をしたい
- 3枚S端、N端を開通(ローテート)されるとオブジェクトを利用した強ポジションでの設置に入られるリスクが生まれる
※3枚補強しない場合も存在する
ブラックミラーを祭壇3枚の中央に貼る場合や、チームで密に連携をとって防衛する際にN1枚を補強せず射線を通して防衛する場合もあります。
N1枚に射線を通すと、メイン階段を降ろうとする敵に対してけん制できる射線が作れます。また、簡単にC4・ガスグレネードを投げることも可能になります。
この射線がランクであまり使われない理由
- 収納室(ブルー)が落ちた場合メイン階段と180度のクロス射線ができ射線管理がシビアになる
- 祭壇が落ちた際メイン階段からボムへエントリーされやすくなる
- メイン階段からのスニークに気がつけないと拠点が崩壊する
この理由から味方が急にこの射線に対応しにくいことを考慮し、フルパーティでない場合は個人的にこの守り方はおすすめしません。
■祭壇・ブルー間1枚補強
【補強理由】
- 記念室が取られて収納室が取られていない場合にここに補強がないと壁を抜かれるまたは射線を通されて耐えることができなくなるため補強を入れたい(補強が足りなかった際の優先度はすこしだけ低め)
■キッチンハッチ補強
※地下守りのハッチ補強は全部で3枚
【補強理由】
- キッチンのハッチが開くと武器庫NE・SE・祭壇武器庫間のローテートに対して上から一方的に射線を引かれてしまいます。(工事開設の際に画像付きで詳しく解説)
※基本的にボム部屋の天井にあるハッチは閉めると考えてOK
遊撃に出てハッチから戻るために開ける場合もありますが、味方からの要求がない場合はランクマッチでは基本的に閉めると考えて大丈夫です。
■バーハッチ補強
【補強理由】
- 記念室へのエントリーが容易にされてしまう
- ハッチが開くとメイン階段への圧がかけにくくなる
- 祭壇、記念室間への移動が一方的に上から撃ち下ろされる
■倉庫ハッチ補強
※ここのハッチは閉めるのを忘れがちなので注意!
【補強理由】
- 収納室モノリス裏で耐えることが困難になる
- ハッチから武器庫、収納室への投げ物が怖い
- 収納室階段、武器庫階段へのリテイクの際ハッチから一方的に撃ち下ろされる
■ボム間補強
- キッチンハッチが開いた際に上から強ポジへ射線が通らないようにするため
※詳しくは工事の説明で
■武器庫SW壁補強
※ここに関しては閉める場合と閉めない場合がある
ボム間に1枚補強を使っている場合は優先してここを削ってください
閉めない場合の理由
場合によってはこういう射線を通して記念室ハッチ降りとメイン階段からの進行に対してピークする人もいるため。
顔のラインで射線を通すのも強いが足元からの射線の方が攻撃サイドは対応しにくいためおすすめ
閉めない場合の注意点
ここの壁を閉めない場合、メイン階段からこの壁に対してブリーチング弾やスレッジハンマーなどで穴をあけられて下のクリップのようなエントリーが可能になるので注意が必要
ここを閉めない場合は補強を使い切らず1枚余らせておいてもOK、あとから補強するという手もあり!
※補強を入れずに逆に開けるムーブもあり!
武器庫を取り切られた際、武器庫ローテートからではなく記念室前廊下を通ってこの壁にインパクトグレネードを投げて取返しを狙う動きも強い。
■洞窟2枚補強
【補強理由】
- 洞窟からのスニーク進行対策
補強を割かない場合の理由
プロリーグや作戦を持った場合はここに補強を割かない場合もある。
上記のような場合は、地下守りでもマップを上階から広く守るためその補強を確保する場合に洞窟補強を削っている場合が多い。
作戦を持ち密に連携が取れる場合は洞窟の管理がしやすいため補強をしなくてもダメージが少ない。しかし、初めての味方と即席で守るマルチプレイの場合は敵のエントリー経路を減らす・進行を把握するという意味でも補強するのが安牌。
地下祭壇・武器庫【工事】
■祭壇収納室間開通 収納室(ブルー)を取られるとボムに直接エントリーしやすくなってしまうので基本的に収納室をモノリス裏などで守ることが多い。
攻撃側としても収納室を取らずに武器庫へアプローチをかけるのが困難、そのためガジェット(主に投げ物)を割いて収納室を取りに来ることが多い。
投げ物や進行がきつくなった際に祭壇中にひくためのローテートホールとして必要。
もし、収納室がとられたとしても祭壇中からこのローテートをピークすると武器庫エントリー・祭壇エントリーをしてくる敵を見ることができるので重要
※あえて祭壇3枚を締め切る場合もあるがかなり稀+守り方が難しいため割愛
■武器庫・祭壇間開通[画像変更] ※この工事に関しては少しモダンな工事パターン
少し前まではボム間の工事は下の画像のようにする場合が多かったが、この工事だとキッチンハッッチが開いた際に上からの射線を管理するのが難しい。
※最近の傾向として上記した工事がスタンダードになりつつあるものの、旧verと書きましたが、この工事は間違っているわけではないです!
下の画像のようにハッチからロックされると武器庫に帰ることができなくなる
そのためボム間Nを補強しその隣にローテートを作っておくことによりハッチからドロップして設置に入られた際も武器庫中に帰る経路が増えるのでこの工事が理想。
横に一直線に工事を入れる理由としてはキッチンハッチが空いていない、またはキッチンに敵がいないとわかっている場合に武器庫からメイン階段に射線を通せる強い射線が作られるための工事。
■武器庫収納室間工事
※こちらのローテートに関しては敵のエントリー経路が増えるため慣れてきてから作るのが良い
この射線があると収納室を取られた際に、攻撃側に多く射線を引けるようになるため収納室を取り返しやすくなる。
攻撃側としては収納室に入るとこのように防衛側から3射線引かれる形になる
気を付けたい立ち回り
◆武器庫に対しての突き下げに注意
攻撃側がキッチンにエントリーした際、突き下げを行って武器庫中の防衛オペレーターをどかす動きをしてきます。 武器庫のハッチが空いた状態で、武器庫中を明け渡してしまうとディフューザー設置が入った際に取り返すことが困難なため早い段階でC4での突き上げをするか、遊撃に出てキッチンへのエントリーを妨害する動きが必要になってきます。 ハッチが開かないようにインパクトグレネード餅つきやカイドのエレクトロクロウでハッチを開けさせないことが重要になります!
◆祭壇3枚が空いた際の設置に注意
祭壇の3枚が空いてしまうと、ボム拠点である祭壇の中に籠ることができなくなります。 この際、防衛側は武器庫中と収納室から射線を引き取り返すしかなくなりますが、メイン階段・バイクからロックが入ってしまうとロングでの撃ち合いになる、かつこの状況を作られると防衛側の来る位置が特定できるためかなり不利な撃ち合いになります。
この状況を回避するには、祭壇の3枚を開けさせないようガジェットを使う(カイド・ミュート・バンディットの使用)、インパクト餅つき、先ほど紹介した補強位置の武器庫SW壁補強を入れなければ、祭壇3枚からエントリーしようとしている敵に対して射線を引くことができます。 インパクトグレネードやショットガンなどで武器庫SW壁補強に対して射線を引くのも有効です!
◆洞窟からの進行に注意
こちらの洞窟に関しては、マーヴェリックのトーチなどで洞窟をあけられた際は音がしないのでガジェットを置いたりしない限り進行がなかなかわかりにくい部分です。 ガジェットが置かれていなかった場合に、武器庫まで進行されてボムの中が見られていた…なんてことは良く起こることです。 なので、ガジェットを置くまたは1人洞窟に入ることが重要になってきます。
◆地下収納室(ブルー)に対してのスニーク進行に注意
地下収納室はオイルピットからロングで射線を引くことができます。 こちらのオイルピットからの進行はガジェットを置かないと気が付くことが難しくなります。 上記した洞窟からの進行同様、ブルーに1人入って進行を見続けるか、ガジェットを置いて進行に気が付ける状況を作るのが重要になってきます!
それでは次の記事では■ジム・ベッド(2F)について紹介していきます。